アレロク漫画(方思いです)
チリチリとする自分の気持ちを抑えて
目を伏せる
さっきから話に集中してなかった
なぜだかイライラするから
彼の手をみて気を紛らわせていた
悟られるのが怖かったから
必死に話題を変える
綺麗だと思った
大きくて、細くて長い指
こんな綺麗な手をしてる彼は
僕と同じで人を殺すのだと思うと
ひどくもったいない気がした
手袋ごしに伝わる彼の温度は暖かくて
心地よくて
直に触れたいと思った
できるなら
もっと
彼は少し困ったように笑ってから
両手を差し出してくれた
「何があったんだ?」
「なぁに。世間話さ」
「くだらない」
いつも通りの空気になる
ティエリアが来なかったら
僕は彼の両手に甘えることができたのかな
その後の脳内会議
ハレルヤは羞恥心ってものがない!!!
こんなほのぼの方思い
ロックオンはきっと気がついてて
ちゃんと面と向かって言ってくれるのを待っている